元社会人大学生のIT生活

UQ WiMAXモニター応募結果

すっかり忘れていたのですが、
先日メールが届きまして、どうやらモニターになれるようです。

UQ WiMAXモニター募集について

　とりあえず、モデムが届いたら6月までALLコミコミ無料で試せるとのことのようです。新手の「０円商法」なのかなと思いつつ、返品もOKなので使ってみようと思います。（携帯買う時の新規加入0円・2ヶ月無料と同じですが、今回はもう一声で"モニター募集"としたところがミソ）

以下、こんな感じで案内が来ました。

----------------------------------------------

■モニター開始までの手順■
【３月上旬まで】：お申し込み手続き完了のご案内
３月上旬までに順次「新規お申し込み手続き完了のご案内」のメールをお送りします。メールにはMyUQ(*1)のアクセス方法などを記載いたしますので、削除せず、大切に保管してくださいますようお願いいたします。
(*1) MyUQ：お客様の登録情報の確認や変更ができるウェブサイトです。
　　↓
【３月中旬まで】：機器配送手配完了のご案内
弊社にてデータ通信カード配送の準備ができ次第、「機器配送手配完了のご案内」のメールを順次お送りします。
　　↓
【ご利用開始】：データ通信カード到着（モニター開始）
データ通信カードがお手元に到着した時点からUQ通信サービスをご利用いただけます。インストール手順等は一緒にお送りするマニュアルをご参照ください。

----------------------------------------------

音声通信が無いならトンネル内も電波飛ばして欲しい。

　サービスエリアを見たら、都心部中心でしかも詳細地図を見たところ電波のメッシュも荒い。自宅や大学院は一応サービスエリア内なので使えると踏んでいますが、移動に使う地下鉄などは厳しそう。今回は音声サービスが無いデータ通信中心なのだから是非トンネル内も含めて地下鉄では心おぎなく電波を飛ばして欲しいです（もちろん、健康被害が起きない範囲で；）。香港の地下鉄とか便利なのになぜか日本では地下鉄でデータ通信が出来ない・・。

　あと、対応OSがWindowsのみなんですよね・・とりあえず、Macbookに入っているWindowsで利用できるかが、自分の中では大きな検証ポイント。後は、5月ぐらいに出ると思うVAIOのTypePの後継機次第（Windows7はまだ間に合わないでしょうけど）。今年もガジェット好きとして色々楽しめそうです。

ブームの作り方「朝カレー（商標登録済）」に見るパブリシティ

最近出てきたバズワードに「朝カレー」があります。
バズワードの影にビジネスあり。仕掛け人を捜してみましょう。

　・・って、調べてみたらありました（あっさり）。
まずは、そのCM動画から。

　ハウス食品が朝カレーを2月16日から全国で発売しているんですね。なるほどコレだ。色々調べたところ一押しキャッチフレーズは以下の通り。

「アスリートと受験生に朝カレー」

　前者はイチローがカレーを朝に食べているというNHKの特番から。後者は今回の新製品発表に合わせて発表された、脳の活性化に関する調査から作り出したフレーズ。NHKの番組『プロフェッショナル仕事の流儀』に出演したイチローが"毎日、朝カレーを食べる"と語ったのが2008年1月2日ですから、約1年近く前。

　それにヒントを得て企画書を作成し、会議を行って社内承認を得る。そして開発に当たって商標を登録。なるほど、2008年4月には手続きを経て出願を行っており、11月に登録が完了して晴れて販売の準備が出来ています（登録出来なくても販売したとは思いますが）。

　【商標（検索用）】    朝カレー
　【登録番号】    第５１８０６１１号
　【登録日】    平成２０年（２００８）１１月１４日
　【出願番号】    商願２００８−２８０８０
　【出願日】    平成２０年（２００８）４月１０日
　【権利者】
　【氏名又は名称】    ハウス食品株式会社

市場を広げろ！旬を取れ！

　実際に販売するにあたって、もうひとひねり必要。アスリートだけでは商品を訴求する市場としては狭いため、過去に開催していたカレーフォーラムで「脳内血流と脳の機能改善に関するカレーの可能性」について触れていた医師に協力を願う形でカレーの効果を脳に求めて受験シーズンの販売に加速を付けることにしたと思われます。（この辺は推測）

　商品の新発売では話題作りが必要で、販売の現場でPOPやコーナー作りにも大きく影響してきます。特に今回の「受験生」商戦にカレーを入れることは受験対策コーナーの販売スペースを確保する上でも重要な事です。

ネタを効率よくニュースとして配信

　さて、今回このパブリシティに大きく寄与していると思われるのがJ-CASTニュース。「朝カレー」という商標をタイトルに入れてしっかりPRしつつ、製品の販売前と後でキーワードをキチンと押さえて配信しています。

　このJ-CASTニュースは企業のパブリシティ（タイアップ？）にかなり有効な媒体で、配信すれば主要なポータルに「ニュース」として掲載されるので一気にネット上の露出を高めることが可能です。

　2008/2/ 4 「朝カレー」で脳が活性化　受験生の味方になる！？
　2009/2/19 脳にスイッチオン　「朝カレー」流行の兆し

　ここでのポイントは、販売の前にひと仕掛けしておくこと。発売時にはニュースリリースなどを元に他の媒体は記事を書くわけですが、ただリリースをコピーするだけでは媒体の中でつまらんと判断されてニュースとして出稿されません。

キーワードを仕込め！

　そこで、「あるある（健康）」や「有名人」、「旬」といったニュースになりやすいネタを事前に仕込んでおくわけです。（記者会見や取材・広報用の資料にも第三者的？情報として添付する事も多いです）

　こうして「○○も愛用の〜」とか「△△に効果的？」とか「今話題の・・」とか記事にしやすいフレーズが作れるわけですね。特にタイトルに「流行の兆し」と付けてもらえば完璧ですね。流行とは言ってませんから。

　さらにお金を掛けて行列が出来ればスペシャルコンボ炸裂で「発売日には○○人が並んだという・・」が使えるのですが、カレーで行列は難しいか・・。

　でも、商品に自信があって機会損失を恐れなければ、初回を少量出荷にして作る「売り切れ続出の・・」というキーワードは結構、手軽に使える有力パブリシティワードです。ハイ、広報担当者はここテストに良く出るので繰り返してみましょう（笑）。

ポイントは企業自身は話さない事

　今回のケースを見れば判りますが、「朝カレー」のニュース記事には商品である「めざめるカラダ　朝カレー」という名前が出てきません。あくまでも「朝カレー」という習慣をPRする事で結果的に商標を押さえて商品化した製品へ誘導する戦略です。

　当然、薬事法上、効能・効果を標榜した「健康食品」と言うわけでは無いので健康ネタは企業としては語れません。ニュースとして第3者、特にお医者さんに語って貰う事が大切です。

お手本通りのパブリシティの成否は？

　と、いうわけで今回の「朝カレー」。「巷の話題をヒントに企画書→商品化決定→商標登録→開発→プレスリリース→パブリシティ→バイラル→CM開始→販売」と、画に描いたように基本に忠実な販売戦略を行った製品に見受けられます。さて、これで朝のカレーは定着するのでしょうか？？私も試しに買って食べてみますね、朝に。

・・そう、食品のヒットは最後はPRの手法ではなく、やっぱり味なんですよ。

 

＊「朝カレー」はハウス食品の登録商標です。（笑）

かんぽの宿・中川問題で本質を語らないマスメディア

露骨な官僚の自爆テロで幕を開けた「かんぽの宿問題」

　日本郵政の西川社長の退任で幕を下ろすのか注目が集まりますが、留任したとしてこれだけの騒動になってしまっただけに指導力の低下は免れないでしょう。つまり、今回一番得したのはまたしても官僚。

　現在の日本郵政のNo2は当然、元官僚が占めているわけで民間からの落下傘社長を郵政民営化の過程でどうしても追い出して天下り先としての地位を死守したかったという所か。

前中川財務大臣を辞任に追い込んだのは？？

　もともと大酒飲みで有名だったらしい前中川大臣が記者会見でろれつが回らない状態だった・・。ココまでは良いとして、その後の記者達の質問が変。あくまでも"まじめな質問"に終始して、誰もが感じている「何故そのような状態なのか？」という質問が出てこない。

　記者クラブ・同行記者の武士の情けか？仕事を忘れて、自らの生活のために相手に迎合する姿は、結局相手を滅ぼす寄生虫の様です。（あ、寄生虫の多くは共存型で相手を滅ぼさないという突っ込みはなしで）

　中川大臣が辞職して、金融と財務、経済を兼任する事になった与謝野大臣。これって、一番喜ぶのは財務省官僚。さすがに今回は官僚は関係無いだろうと感じつつ、結果的にしっかりとフォローして追い風にしてますね。こういう部分ってもっと追求されても良いと思うのだが。。

「しがらみ」が裸の王様的状況を作り出す

 　結局、今のメディアは相手に配慮しすぎな気がします。電波の免許、新聞の再販問題・・。とにかく自分に都合が悪いとスルー。麻生おろしにつながらない事もスルー。ついでに「対抗軸」である民主党の関連もスルー。

　景気対策、あんなに揉めているなら野党として何を求めているのかを追求されるべきなのに民主党は対案出すどころか政局にして足を引っ張るだけ。アメリカのように互いに案を出して、すりあわせて超党派で議決すればいいのに。そう言う姿勢につながらないし、求めない。

　政局の話ばかり報道したがるのは、当然選挙が儲かるから。選挙が始まると広告が入るだけでなく、盛り上がりによっては視聴率や雑誌の売り上げに寄与して「メディアイベント」して特需が吹き荒れます。悲しいかなコレが現実。

日本のために前向きな報道ができないの？

　非難するだけなら誰でも出来るわけで、「インテリジェンスなメディア」の皆さんは物事の本質を対局軸を明確にしながら判りやすく報道する事が使命であると思います。

　例えば「○○の場合はこのような影響があり、××の場合はこのような影響があります。」みたいな選択肢を明確化した報道や明確でない部分について何度も追求する姿勢があっても良いはず。ウケを狙った"おバカ＆お笑い番組"の様な報道姿勢をどうにかしないと、最終的にはマスメディア自身が滅びる気がします。

 

米スターバックスで割引セット導入、スタバ文化は大衆化へ!?

　最近、コーヒーはどちらで飲みますか？
わたくし、マックです。100円でプレミアムローストコーヒーが飲めた頃から、スイッチして現在に至っています。マックのコーヒーは場所によって最近値段が違うようで、私の近所は今は120円と20％も値上げされていますがそれでもまあ値段の割に質は味はマシなので飲み続けています。

初の割引きセットでお買い得感を出す

　で、やはりスタバの深煎りの味に慣れた人たちが値段に走ってしまったという事実はどうも私だけではない様で、USでもマックのコーヒー戦略でかなりの打撃を受けていた米スターバックス。ついに、対抗策として価格戦略に手を出し始めるようです。

　WSJ-米スターバックス、景気低迷で割高感の払しょく図る

　元々スタバは高級感を売りにしてきたので、コーヒーなどドリンクの単品価格も高めに設定してありますが、それをフードとのセットで割り引くと言う今回の戦略。単品で値下げするわけには行かないため、売り上げを確保しながらお買い得感を出すファストフード業界の王道とも言えますがどのような結果を招くか注目されます。

"スタバ文化"に対する価値の低下

　スタバのヒットの要因は「サードプレイス」という概念をコーヒー文化というカタチで体現したからだと言われています。つまり、職場や学校と家庭といった一日の滞在時間の大半を占める場所の隙間（サードプレイス）を時間と場所で提供するという発想。昔から「休憩」や「気分転換」と称して誰もが行ってきた事ですが、それを「リッチなソファーでゆったりとコーヒー」「薫り高いコーヒーを手に一休み」といった自社製品で経験する機会を提供し続けた事が強みでした。

　今回の売り上げの低下は、外部要因としてマックをはじめとする低価格プレミアムコーヒーの登場があげられていますが、サードプレイスに対する考え方が少し変わってきたという可能性もあるのでは無いでしょうか？例えば、相対的に職場が忙しくなりすぎている、、または家庭にいる時間が増えている。結果的にサードプレイスを必要とするマインドが下がった・・。

　息抜きする暇がないのか、息抜きをする必要が無くなるほど暇なのか、あるいは文化は根付いたがスタバである必要が無いと悟ったか。。この辺はよく分かりませんが、少なくともスタバのコーヒーを手にする人が減ったという事はその"スタバ文化"に対してプレミアムを感じる人が減ったことを意味しているのかも知れません。でも言い換えれば大衆文化として根付いたとも言えるわけで、そうなると"大衆価格"を求められるのは時代の流れなのでしょうか。

日本での導入イメージ（勝手に）

　日本でも出店初期のころはスタバを選んで飲んでいる人が周りには結構いた気がしますが、最近はタリーズなど他のプレミアムコーヒーチェーンで代用する人やマックなど低価格チェーンで済ませる人など、スタバへのこだわりが減ってきた気がします。でも、価格的にもう少しお得になれば「あの頃の思い出よ再び」的なリターン客がある程度は出てくることは想定されるため、相対的に客数が減っている現状では有効な施策で在ることは間違いないでしょう。

　問題は実際にいくらに設定するかです。現在は円高でかなり追い風でしょうからココは思い切った価格設定が合っても良いと思います。前回（2008年07月07日）の値上げでは乳製品や輸送費高騰を理由に主力商品を10円〜30円値上げしていますので、その分を含めてセットでワンコイン500円以内に収まるサンドセットの設定が出来ればかなりの終局がありあそうです。

　ちなみに現在はコーヒーが290円、サンドは300〜400円なので90〜190円引き・・マックの携帯クーポンの割引き率もたまにそれくらい行くので、キャンペーンの価格設定としては悪くない感じです。他にもパンやクッキーとの組み合わせなら価格的なハードルもさらに下がりますし、夜間や早朝などの閑散時間帯に是非どうでしょうか。

US次第で、今期の導入もアリか？

　ただし、価格は最後の手段なのであまり弄りたくないでしょうね。。でもこのままでは厳しいでしょうから、USの結果次第では決断は近いか？

iPod Touch対抗？Sony Walkman NWZ-Xシリーズの"とりあえず感"

少し古い？話ですが、ソニーがCES 2009で発表してる今夏に登場予定のタッチセンサー内蔵ウォークマンの話。

まずは、以下の動画をどうぞ。

Sony NWZ-X1051 Walkman Review CES 2009

 
Sony Walkman X-Series - hands on and review

結構、戦略的な価格設定？

　一応特徴としては、MP3プレーヤー、タッチスクリーン、無線LAN、FMラジオ、ポッドキャスト、YouTube再生、3インチ有機ELの画面、ノイズキャンセリング機能などなど。大きさはiPod touchより一回り小さい感じで、厚さがややあるイメージでしょうか。音声はS-MasteアンプによるMP3、WMA、AAC、リニアPCM、映像はAVC（H.264/AVC）、MPEG-4、WMV DRMに対応の様です。

　容量は16Gと32Gの2種類が用意されているとのことで価格はそれぞれ299ドル、399ドル。国内の製品版はどうなるかわかりませんが2万円台からの登場はほぼ確実でしょう。

音にこだわったプレーヤーですが。。

　今、私はiPhoneを持っていますが、音楽はほとんど聴きません。理由はやはり電池の持ちが悪くなってしまう点が一番大きいですが、他にも音があまり良くない（と感じる）点ですね。。付属のヘッドホンの問題や地下鉄が多い事もあるのでこれは仕方がないかも。その点、今回のXシリーズは音にこだわりがあるとのことで、レビュー記事などを読んでもかなり評価は高めで期待が持てます。

　ただ、なんでしょう、買い換えてまで欲しいと思うかと言えば微妙。。。アーリー層はすでにiPhoneかiPodもっているでしょうから、同じスタイルを提案されてもなかなか飛びつきにくい。どうせなら、「ヘッドホンスタイルでコードレス化を実現した“ウォークマン”Wシリーズ」の方が"らしい"というか、音楽を聴くスタイルの提案という意味では新たな市場を開拓できそうな気がします。

iPodシリーズに無いスタイルの提案を！

　大ヒットモデルである競合のiPod touchに近いスタイルを"とりあえず"作るのは商品企画上、仕方ないにしても、以前ならマネされる側だったソニーが完全にマネする側になっている状態が悲しいです。このままでは音楽市場については価格で勝負するしかなさそうなほど、惨敗が続きそうです（・・一応2位ですが）。

　そこで、品川で見かけるソニー社員がこよなく愛するiPodシリーズの使い勝手で一番悪い部分を改善した画期的なシリーズを期待したいです。たとえば、イヤホンの完全コードレス化、耳栓みたいなイヤホンが在るとうれしいなぁ（電源と無線ユニットの関係でかなり難しいと思うけど、これが出来ればイヤホンだけでもかなり売れるかも・・）。

　これだけではとりあえず感がまだぬぐえないでしょうから、Transfer Jet対応ウォークマン。パソコンから音楽を転送するだけでなく、街角のポスターや音楽CDショップ、キオスク、自動販売機などから気軽に音楽が買えたりもらえたりするとうれしい。

　パソコンやマックが無いと基本的に音楽が買えない、転送できないiPodシリーズはインターネットの世界に閉じた音楽販売モデルから抜けられませんが、Transfer Jetを使った実空間に依存したウォークマンが出来れば、音楽流通だけでなく様々なナビゲーション端末としての魅力も高まるでしょう。

音楽を持ち歩くまでのプロセス改善こそ商機

　・・まあ、auと組んでWalkman携帯の方で実現できるかもしれませんが、ソニーの実空間に数ある商品群（VAIOやTV、ビデオ）との連携をTransfer Jetで可能として、音楽や動画のPC依存からの解放をお願いしたいところです。TVのデータ放送なんて、デジタル化により今後帯域がかなり増えるので念願のTVからデータを取り持ち歩くモデルはすぐそこまで来てますし。

　何より、その頃までWalkman事業が続いていればいいのですが。。

日経新聞の土曜夕刊ついに8ページ、新聞広告の現状は・・!?

　地域によって違うと思いますが、先週末の土曜日の日経新聞。この"夕刊新紙面"には驚きました・・。

8ページって、どうかしたタウン誌より薄いかも。。
（もちろん紙面サイズは違いますけど）

　ちなみに、私は東京の都心部に住んでますが折り込みチラシもほとんど入らない状態。元々オフィス街でチラシは少ないエリアですが、最近は本当に壊滅的状況です。たまに入るのはヤマダ電機の広告とマンションぐらい。

新聞社、結構大変なんですね。。

　そう言えば、産経新聞が希望退職を募集するほど、新聞広告は全体で減っているらしいですが、勝ち組と言われてきた日経もそろそろ危ういのでしょうか？

　そんな中、日経新聞も広告局を廃止してクロスメディア局に衣替えし、単なる広告を掲載する姿からネットやイベントなど"クロスメディア"な展開を模索するそうです。こうなると、これまで以上にタイアップ記事や特集、イベントなどがパブリシティとして組みやすくなるのは間違い無いでしょう。広告局が主催するイベントなんて、結構代理店持ち込みのペイパブ（お金を払って行うパブリシティ・・悪く言えば金で記事面積やTVの秒数を買う）が結構ありますし。

全面広告を素で払う企業はいるのか？

　日経は全面（15段）で約2000万とお得？ですが、それでも定価で払う企業なんて謝罪広告ぐらいで、実際はほとんど無いのではないでしょうか？

　例えばイベントの場合、後刷り（結果報告的な広告記事）を全面で行う場合も、協賛・後援または企画に新聞社を入れて告知の広告を一定の集客が望めるまで何本も打ってもらう（もちろんタダ）なんて事はザラ、地方のイベントでは関連する出演者の記事をパブリシティ的に載せて貰うなど結構露骨にサービスをして貰ったりしています。

　他にも時期を指定しない広告出稿なども可能で、イメージ広告や公共的な広告（啓発系）などはかなりのディスカウントで行けるようです。・・が、それでも埋まらない時は自社の関連企業の広告で埋めていきます。丁度、昨年末の新聞はどこもそうでした。 それが今年に入り広告減少が固定化されてきたため、ついに紙面自体の削減に手を付けた様です。

夕刊やめていいのでは？？

　正直、私は夕刊読む暇在りません・・。朝刊は朝の通勤時に電車で読む事はあるのですが、夕刊は自宅に届くので帰りの電車で読むわけにも行かず、帰宅するとTVやネットでニュースを読めますので夕刊はほとんど読まずにラック行きです。しかも、日経の夕刊新紙面では唯一見る事があるかも知れない（？）TV欄が紙面の中に移動しているという始末。。おいおい、これではほとんど意味ないじゃん・・。

　毎日新聞が北海道で夕刊を廃止しましたが、そろそろ夕刊は使命を終えたのかも知れません。その分安くして欲しいところですが、印刷工場を抱えている新聞社としては稼働率低下を招く夕刊廃止は決断できないのでしょう。新聞社も再編して印刷工場を共同利用し、稼働率を高めながらメディア企業としてのあり方を見直した方が良いのかも知れません。

　今、新聞を印刷し、配るシステムは大手新聞社と有力地方新聞社が独占している強力なインフラです。このまま行けば無くなってしまう夕刊配達のオペレーションをそのまま生かして、何か他のビジネスを考えるときが来ている気がします。

　ま、いずれにしても、文字が大きくなってペラペラになった夕刊に割高感を覚える現状では、新聞を宅配して貰う意味を再考せざるおえませんね。

"デジタルHDカメラ携帯"登場で動画市場の成長は加速するか？

写メール（死語？）時代を経てデーター通信の拡大と端末の多機能化を邁進してきた携帯業界ですが、今年さらに大きな進化を遂げそうです。

携帯電話でフルHD動画も撮影可能、NECエレが4月よりシステムLSIを量産化

今度こそ動画は携帯でブレイクするか？

カメラ機能を入れた携帯電話が初登場したのが1999年のDDIポケット（現ウィルコム）によるPHSへの搭載。その後、J-Phone（現ソフトバンク）がシャープと組んで携帯電話に搭載し、写メールというネーミングと合わせてヒットさせたことは記憶に・・・古いか。（時代の流れは速いですね）

携帯電話のデータ通信の拡大により、よりリッチな情報をやりとりさせるべく、ネット機能の強化と合わせて、TV電話機能の充実など更なる進化を遂げた携帯電話。

しかし、「夢のTV電話機能」は高い通信料金と実用性の問題からブレイクせず、ワンセグなど受信型の機能のみが受け入れられているのが現状です。

フルHD動画を携帯で撮ってどうするか

携帯で写真を撮ってもアップロードを携帯でするときにはリサイズして送る人が多いと思います。いくら500万画素で撮った写真がキレイだからと言っても通信速度と費用の問題からそのまま送っては相手に迷惑ですし。

結果、家に帰ってからPC取り込んで使うスタイルが多く、通信事業者にとってはメリットは大きくありません。

今回のHD動画機能も、通信費の問題から現状では写真と同様の展開になりそうです。という事は、通信事業者でなく、その後の処理やストレージのサービスを行う業者の方に成長の可能性があります。

動画共有サービスの更なるブレイクに向けて

Youtubeやニコ動などの動画をベースとしたサービスの生命線は「視聴者数」ではなく「投稿者数」をまずは増やす事で、コンテンツの裾野を増やさなければ成長も望めません。

今回の携帯電話へのHD動画機能の拡大は次の成長に向けたチャンスです。取り込みからWebへのアップロードまでの手順の簡素化や使い方の提案を通信業者と共同で進めるといいと思います。

自分や友人を動画で撮るのはハードルが高くても、景色や事件、ペットなど今、動画共有サービスでヒットしているコンテンツを撮影するスタイルを提案すれば活用法が広がるかも知れませんし。（プライバシーの問題は当然併記で）

家電機能を入れるだけではダメ

今回のHD動画化はこれまでのビデオ機能の機能強化ですので、正当な進化の過程だと思います。今年は"ハンディカム携帯"の様な、特化した携帯端末のリリースも在るかも知れません。

TV、カメラ、ビデオ、PC（スマートフォン）と、日常で触れるデジタル家電の多くを取り込んで進化してきた携帯電話。

多機能化の反動でシンプル携帯まで登場し行き詰まり感が出ている携帯市場ですが、もっと利用シーンに近いサービスの提案や連携を進めないと意味がありません。動画録画機能もHDでなければ今でも在るわけですし。

もちろん、そこに通信事業者としてのメリットも必要です。確かに「お笑いコンテンツ」に資金を投入するのも一種の視聴スタイルの提案で通信料の拡大に寄与するかも知れません。ただ、もっとオープンにサービス業者を支援する「課金」や「ネット連携」の仕組み（ASP的でもOK)構築に力を入れて欲しいです。自由市場の拡大こそが、「インターネットマシン（携帯）」の使命なのですから。

グーグル検索「コンピュータに損害を与える可能性あり」不具合に感じる"クラウド"リスク

週末の深夜にグーグルの検索結果が変になって
リンク先にアクセスできなくなってしまったと
言う話。怖い・・・。

グーグル検索結果すべて「コンピュータに損害を与
える可能性あり」、原因は人為的ミス（Cnet）

>Googleの検索結果に1月31日深夜、異変が生じた。
>すべての検索結果に「このサイトはコンピュータに
>損害を与える可能性があります」と表示され、目的
>のサイトにアクセスできなくなっていた。Google
>によるとこれは「人為的なミス」なのだという。

Google十分（じゅうぶ）？

Google八分という言葉が以前有名になりましたが、
まさかすべてアクセスさせないとは・・。（ちなみ
にGoogle八分になると検索結果すら出ないけど）

人為的なミスで全ての検索結果にアクセス出来ない
とは、お粗末ですが個人的に感じたのがGoogleが
進めるクラウド化の恐怖。そう言えば、最近結構
Googleのサービスに依存している自分がいます。。。

GMailが突然使えなくなったらor有料になったら？

たとえば、Gmail。フィルタリング機能や容量など
で、転送先や転送のハブに利用している人が多いと
思いますが、これが突然使えなくなると困る人が
多そうです。

あと、今は無料ですが営利企業である以上、いずれ
月300円程度でも、有料化される可能性はあります。
多少利用者が減ってもペイ出来るぐらいユーザーが
残れば企業としては有料化の道も選択しでしょうし。
すぐに無くとも、寡占企業で資金繰りが悪化すれば
選択肢には入るでしょう。

クラウド化しない選択肢もアリ？

バズワードとして最近はやりのクラウドですが、
よく考えれば、ローカルで処理するクライアント・
サーバー型のシステムの方が、個人の活動に置い
てはリスクを分散出来て、情報を守るために
良いのかも知れません。（当たり前か・・）

もちろん、クラウド化のメリットもありますので
一概には言えませんが、検索ならばGoogle以外に
すぐ切り替えたり、メールならば複数のアカウント
に転送してローカルに必ずBackupを取るなど、
プランを複数用意して置いた方が良さそうですね。

やっぱりローカル処理・保存も大切か。。

デジタルデータは消えるときは一瞬です。携帯電話
を無くして連絡先を失うよりもダメージが大きいか
もしれませんね。。。

Cnetの読者の方なら当たり前にやってる事かも
しれませんが、あらためて実感した次第です。

レセプトのオンライン請求義務化で"官製"医療崩壊を招く？

久しぶりに医療問題。

耐震偽装の問題による法改正が、住宅着工数が激減
してしまった官製不況に近い状況を、今回は人の生活
に関わる医療の現場に作ってしまいそうで心配です。

基本スタンスとしてオンライン請求は時代の流れで必要。
ただし、やり方に問題があるという事を書いています。

レセプトオンライン義務化のメリット・期限

医師が国を提訴したという報道によると・・

>全国保険医団体連合会によると、厚生労働省は
>２００６年に省令を改正。現在は経過措置で一部
>の医療機関を除いてレセプトの郵送など４種類の
>方法が認められているが、１１年度からオンライ
>ン請求が原則義務化される。

現在、レセプトは原則的に病院で作成後、紙に出力
して審査支払機関に提出し、チェックを受けたあとに
支払われる仕組みで、このITのご時世に膨大な人件費
と紙を使っていると問題になっています。（あと、
チェックミスや不正を見つけにくいという問題も）

そこで、書類作成作業、書類チェック点検作業、
請求書点検作業の省力化というメリットが謳われ
ているわけですね。うん、これは賛成。

一方、デメリットもある。。

ただ、オンライン請求以外の請求が出来なくなる
ため、ITに疎い高齢の医師が廃業の危機にある。
デジタルデータによる個人情報流出リスクが増大
する。そして何より費用負担が結構大きい。など
など解決出来ていない問題がまだ残ります。

まず、IT化に着いていけない方、それに伴い
職を失う方がいる問題は、避けて通れません。

これは医療に限らず、IT化で失業した方は多数い
ます。エネルギー革命で国内の炭坑が無くなって
いった様に、情報革命で廃業する方が出ることは
ある程度は織り込み済みですね。

また、効率から言うと、日本は今後人口が減少
しますのでこのような改革は必要です。企業が
リストラをしながら存続を模索するように日本も
国として医療制度を維持しながら存続するには
効率化が必要でしょう。

地方の医療は誰が支えるのか？

ただし、それが医療だと若干性格が異なります。
地方の医療は、数少ない現地の医師が誠意を
もって取り組んでいることが多く、彼らを効率
という名のリストラで切る（負担を強いる）こと
は地方医療を崩壊させてしまう可能性があります。

この辺は都心に住んでいると判らない点ですが、
地方では街に病院がない所はざらで、診療所が
幅広い診療を担っています。専門科なんて言って
いられないので、薬の情報や治療技術に関する
数多い情報を追うだけでも至難の業です。

それに加えて、専門外のIT作業を丸投げ的に
（費用負担も含めて）義務付ける事には疑問を
持ちます。

現場にメリットを還元する仕組みを！

通常投資は、リターンがあって初めて成り立ち
ます。今回は作業の効率化をメリットにあげて
いますが、それは規模があって初めて成り立つ
もので、大病院やチェック機関、そして支払う
側としての国や保険組合に限定されてしまいます。

小さな診療所や個人病院に対してせめて初期投資
やインフラ分だけでも各施設に還元してトータル
でWinWinになるような制度設計ができないもの
でしょうか？？

レセプトオンライン義務化は必須だと思います。
ただ、それで地域の医療を崩壊させては本末転倒
でしょう。目的と手段を今一度見つめ直して欲し
いです。"金持ちな医者"ばかりではありません。

au春モデル('09)に見る反撃度。"フルトーク"で24時間通話無料はあるか?

春ですね。

ついに携帯電話市場では主戦とも言える
時期を迎え、明日auとソフトバンクの新製品が
発表されます。

特に３月は通常月の2〜3倍近い契約数があるので
各社かなり気合いが入っているはずです。

今日の予定より（ブルームバーグニュース）

2009/01/29（木）
◆10：30 （ザ・プリンスパークタワー東京）
　　→KDDI、新製品発表で小野寺社長会見
◆14：30（東京国際フォーラム）
　　→ソフトバンク、新製品発表で孫社長が会見

話題作りにauがリーク・・な訳ないが。

そんな中、今PR手法でにわかに人気？のある
リーク作戦（笑）に名乗りを上げてしまった
のがau。春モデルの発表（明日）すら行われ
ていないにも関わらず、カタログが一部のお店
で出回っているとのこと。

  色々情報を整理すると、auも型番を大きく
変更しラインナップをドコモと同様にスタイル
別に近いカタチへ変化させていくようです。

注目のau春モデルラインナップは？？

CA001、H001、SH001、T001、P001、K001
S001、Premier3、NS01、NS02と10種類ぐらい
ありそうとの噂ですが、いかがでしょう。

撤退報道すら流れていたソニーエリクソンが2種類
出すというのはすごい噂ですが、この辺は開発費の
負担などauによる何か配慮が合ったのでしょうか？？

【噂のまとめ】

　・Woow3Dケータイ（H001)
　・タッチパネル（楽器？）ケータイ（CA001）
　・高感度（カメラ？）ケータイ（SH001）
　・海外地図対応（アーバンデザインな？）ケータイ（P001）
　・フルチェンケータイ（T001）
　・Walkman Phone（Premier3）
　・ジュニアケータイ（K001）
　・Cyber-shotケータイ（S001）
　・ラクラク（ベルトのついた）ケータイ（NS01）
　・ケースの様なケータイ（NS02）

 →ケータイWatchの入手したパンフレット写真
　（１・２）を見ればある程度わかるか・・。

　＊ちなみにau自体はこの報道を「未確認」として
　　「否定」はしていない。

注目は通話無料のプランが出るか？

機種に関する噂やリークなどこの時期の風物詩
みたいなもので、特に驚かないのですが、今回は
もう一つau巻き返しの切り札とも言える「噂」が
出ていて注目されています。

それが、「3年契約でau同士の通話が24時間無料」
なるプランの登場があるかどうかと言うこと。

実はこの件はプラン名とされている「フルトーク24」
が商標登録されていないため、ガセだという説がもっ
ぱらですが、どうでしょう？

若者を維持するためのプランは必須

個人的にはauが得意としてきた「学割」による
若者層の囲い込みをソフトバンクに持って行かれ、
キャリアとしての活気が減ったと思える以上、
対抗策として悪くない気がします。というか、
携帯業界の利益は結構多いのでこれくらいでは
経営は揺るがないでしょうし。

少なくとも、au自身も今のメインである30代
前後の利用層が2台目として購入したソフトバ
ンクへ雪崩を打って本格的に移動する事を何
よりも恐れているはず。

特に不景気風が吹き出して、通信費のリストラ
が始まれば、2台持ちユーザーがどちらを選ぶ
か歴然としていますから。（電波の問題はあるが）

価格と機種で攻めれるか？

昨年は1人負けだったau。今年は気持ちを新た
に、挑戦者として捨て身の作戦に打って出る
必要があり、その最大の試金石となるのがこの春
の商戦。これでコケると会社への評価も大きく
揺らぐ可能性があるだけに、注目が集まります。

さあ、明日の10時30分。
真実とauの未来が明らかに！