前回に引き続き、モニター参加者へのご褒美企画「UQ WiMAXお客様の会」。今回は第2回と言うことで場所を有楽町のお店に移して、先週土曜日の夕方に開催されました。今回のその感想など。
・・・ちなみに、前回同様にお約束ですが、私はモニター参加者としてUQ社から無料で機器を貸与されています。また、出席にあたっては費用は発生しておらず、UQ様のお金で飲み食いしてお土産までもらっています。素直にイベントやモニターの感想を書いているつもりですが、一応それを踏まえてお読みください。
前回→「UQ WiMAXお客様の会」で社長の意気込みに期待感を高める
【写真】会場は東京フォーラム2Fのビアレストラン
【写真】おいしいご飯をイヤイヤ食べさせられました。
(・・・ウソです、ごちそうさまでした)
会の様子など
まず、先週土曜日の開催なので詳細はすでにアップされている他の参加者の情報を見て頂くとして、 今回も社長さまのぶっちゃけトークを中心に進行。途中社員さんが各テーブルに回ってモニター参加者の声を聞きながら回るという構成。会場には未発売のモジュール内蔵型のPCもおいてあり、自由にさわれます。
CFの上映会などもあって笑いあり・まじめな話ありの「楽しいひととき」でした。最近東京エリアでは下の動画に出てくるパチパチ叔父さんのCFがTVや電車内のディスプレイ広告で流れています。ネット系メディアでもバナーなどで流れていますね。
個人的にはやはりエリアに関しては苦労しているなと言うのを改めて実感。社長さまのお話しにもありましたが、基地局を作るにはビルなどの大家さんに了解を得る必要がありそこが苦労しているとのこと。入居希望者が携帯の基地局が有ることで契約を敬遠する事を避けたいらしい。
エリアの充実が進まない訳
携帯電話の電波に関しては有害性は立証されていませんが、高出力する基地局が近くにあると嫌がる方はいるでしょうねぇ。。特にマンションのオーナーとかだと気にするのかも知れません。
そういえば、会場では自分の家の近くに基地局が有るか調べてくれるサービス?が有ったのですが、担当者の方に設置場所は緯度経度なので地図上のビルと一致するとは限らないと言われました。やはり一般の人に基地局の場所を特定されることは避けたいようです。(まあ、防犯上の理由というのも話していましたけど)
ただ、手をこまねいているだけではなく、親会社であるKDDIの協力を得ながら旧Tu−kaの設備を活用したり色々考えているようです。この辺は地味に潰すしかなく、大変な作業になりそうですね。
使っていて判るのは、利用可能なエリアでも通り一本入ると突然電波が弱くなったりとかなり場所を選びます。2.5GHz帯の周波数帯域が電波の届きが他の携帯より劣るので 、屋内やビルの影などでは何らかの対応が必要になりそうです。
今後のUQ生き残り戦略は?
お節介ながら、UQのWiMAXサービスが今後も利用される為には特徴(良さ)を生かしたマーケティングが不可欠と感じているので、 どうしたらイイかを考えてみました。
1.無線LANサービスの加入者
現状のサービスエリアでは「どこでもモバイル」を訴求するとユーザーの不満が高まる可能性がありそうです。イメージとしては「ログオン不要ですぐに使える距離の長い公衆無線LAN」という感じがぴったりの表現かな。そこで、ターゲットになりそうなのは無線LANサービスに入っているビジネスマンなどには効くかも知れません。(1Dayサービスとかも利用しやすいですしね)
2.引っ越しするBBサービス利用者(新社会人も)
光やADSLなどBBユーザーは引っ越し時の手続きはめんどうで、しかも開通日時の調整が必要のため使用期間にブランクが発生してしまいがちです。そこで、転居先がUQのサービスエリアなら引っ越し前に対応機器を買っておけば、引っ越し当日からネット接続ができ便利。特に、新社会人で一人暮らしや寮生活を始める人には平日はバタバタして時間が取れないので魅力的かも。
・・・ただし、光ブロードバンドより当然スピードは劣るので、通常のネット利用においては満足できる速度であることをアピールする必要は有りそうです。
3.学生(特に一人暮らしを始める人)
2と関連しますが学生で一人暮らしを開始するユーザーに対して学割サービスとセットで売り込めば、接続の便利さと自宅や大学という主要な活動拠点をカバーする事による利用のしやすさをアピールできるのでメリットを訴求しやすいと思います。特に学生に接続の楽さを今のうちに体験しておいてもらえば、彼らが社会人になったときのユーザーとして期待できますし。
【写真】内蔵モデルも数多く展示
とにかく接続機器を普及させること
利用して思う事は、エリアさえ充実してくればカナリ使いやすいサービスだと言うこと。特に、今後登場する内蔵型の端末を利用すれば、まさに透明なLANケーブルが端末に常に刺さっているかの様な使い勝手です(ドライバーのバグや動作の軽快さがアップデートで良くなることが前提ですが)。
この辺の使い勝手の良さは、経験しないと判りません。そこで、PC購入者に対してWiMax内蔵を選択したユーザーに追加に掛かった費用分として1Day(通常600円)を20回まで無料(12000円相当となるので”実質無料”とアピール出来る)にするなど、「いつ使うか判らないけど、実質無料なら内蔵機を選択しておくか・・」というフックが必要です。
内蔵モデルを選択してもらえば後は使い勝手さえ良ければ契約につながるわけですから。この「実質無料」サービスは結構効くかも知れませんね。(インフラ業者であるUQにとってキャッシュ上の持ち出しは無いわけですから他のインセンティブよりも低コストでユーザーにアピール出来ると思います)
外付けの接続端末にも同様のサービスを付加してもイイかも知れません。MVNO(仮想移動体通信事業者)はキャッシュバックなど積極的なインセンティブを仕掛けてくる可能性があるので、そこまでしなくても普及するかも知れませんが。
まもなく登場の内蔵型VAIO Type P
会場では、すでに稼働している内蔵型PCとしてVAIO Type Pや Think padが展示してあり、スムーズに動いていました。社員の方によると、PCメーカーによってアンテナの最適化が進んでいる内蔵型は、かなり感度が高いとのこと。うーむ、そうすると動作が軽快なWindows7を搭載したWiMAX内蔵のType Pとか出たらモバイル機器として最強に思える私・・・あーコレ買ってまうかも。
【写真】デモはWindows Vistaで動いているType P
【写真】内蔵なのでインテルドライバで動いています
・・・で、継続契約します。
たまたま、わたくし引っ越しをしたのですが、試しに使ったところ基地局が直ぐそばで安定した速度が出ています。そこで、これを機にゲートウェイセットを利用して家のネットワークをWiMAXに変更しました。 ついでに譲渡されたモニター機を月々プラス200円で一台を契約する予定です。
正直、光BBに再度加入して家電製品の3万円引きを狙うという手もあったのですが、「お客様の会」などを通じてお会いした社長さんや社員の方々の姿勢に少し共感してしまったので、暫く使ってみようと気になってしまいました。うーむこれでは思うツボか。
そんなこんなでモニター期間は終了しますが、しばらく使い続けてみようと思います。
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